運動が難しく感じるのは、筋力だけの問題ではありません

最近ピラティスを始めた方から、こんな質問がありました。

「仰向けでボールを両足に挟んで持ち上げる動きが、どうしてこんなに難しいんでしょうか」

なるほど。

確かに、やってみると意外と大変な動きです。

目次

その方の姿勢

その方は、いわゆる反り腰の姿勢でした。

腰椎前弯が強く、骨盤は前傾気味。

立っているだけで、腰の筋肉が働き続けている状態です。

この前提があると、体の使い方が変わります。

筋肉はペアで働く

例えば、肘を曲げるとき。

上腕二頭筋が収縮します。
力こぶのことです。

同時に、力こぶの裏側、上腕三頭筋は伸びます。

片方が縮めば、片方は伸びる。

そうやって関節は動きます。

反り腰では何が起きているか

腰が反っているということは、
腰の筋肉が働きやすい状態。

その反対側、腹部はどうでしょう。
腹筋は伸ばされやすい。

日常的に使われにくい姿勢になります。

つまり、
腹筋が「弱い」のではなく、
使いにくい前提があるということです。

だから難しく感じる

ボールを挟んで脚を持ち上げる。

腹部の安定性が必要になります。

でも、もともと腹筋が働きづらい姿勢。

当然、難しく感じます。

努力不足でも、センス不足でもありません。

腰だけの問題ではない

腰が反るには、骨盤が前傾します。

骨盤が前傾する背景には、
股関節の影響もあります。

姿勢は一か所では決まりません。

全体のバランスの結果です。

腑に落ちると、焦らなくなる

「できない」には理由があります。

その理由が分かると、
必要以上に落ち込まなくなります。

体は関係性でできています。

今の姿勢の延長線上に、今の動きがあります。

少しずつ前提を整えていけば、動きは変わります。

まずは、自分の体の前提を知ること。

そこから始まります。

ここまで読んで、
何か引っかかるところがあった方へ。

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体の不調や症状について、
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