前回、「現状維持が一番危険だった」という記事を書きました。
開業して売上が安定し、「このままで大丈夫だろう」と気が緩んだ結果、ある月に売上が半分まで落ちてしまったという経験です。
今回は、その後に私が何を考え、どう行動を変えたのかを書いてみようと思います。
売上が半減した理由を振り返った
もちろん、患者さんの入院や施設入所、施術終了など、いくつかの出来事が重なったことは事実です。
「こんなに一度に重なることがあるのか」と、本当に驚きました。
でも、それだけを理由にはしたくありませんでした。
自分自身の行動を振り返ると、一つだけ明らかに変わっていたことがあったのです。
忙しいことを言い訳にしていた
訪問マッサージでは、ケアマネジャーの方からご紹介いただくことが多くあります。
特に一人で開業している場合は、自分自身が事業所へ足を運び、「私が担当します」と顔を覚えていただくことがとても大切です。
ところが、売上が順調になり、予約も埋まるようになると、私はケアマネジャーの事業所へ伺う回数を減らしていました。
「忙しいし、売り上げがそれなりにあるから、まぁいいか。」
当時はそう思っていました。
でも今振り返ると、それは単なる言い訳だったと思います。
サボった分は、数字になって返ってくる
経営は、とても正直です。
行動したことも、行動しなかったことも、いずれ数字になって返ってきます。
そのとき私は、心からそう感じました。
「楽をしようとして行動量を減らした結果が、この数字なんだ。」
そう思えたことで、自分の考え方を切り替えることができました。
毎日のルーティンを決めた
そこで私が決めたのが、毎日のルーティンです。
どんなに忙しくても、1日に2件はケアマネジャーの事業所へ伺う。
それを自分の中のルールにしました。
営業というよりも、日頃から顔を出し、相談しやすい関係を築くためです。
すると、不思議なことに売上は徐々に回復していきました。
もちろん、それだけが理由ではありません。
でも、「行動量を戻したこと」が一つのきっかけになったことは間違いないと思っています。
経営者は気持ちではなく仕組みで動く
私はこの経験から、モチベーションだけに頼ることをやめました。
気分が乗る日もあれば、そうでない日もあります。
だからこそ、毎日やることをルーティン化する。
そうすれば、気持ちに左右されず行動できます。
経営者にとって大切なのは、「今日はやる気があるから頑張る」ではなく、「やるべきことを淡々と積み重ねる仕組み」を作ることなのだと学びました。
失敗は、次の行動を教えてくれる
売上が半減した当時は、本当に焦りました。
ですが、あの経験があったからこそ、今でも「行動量を落とさない」という習慣が身についています。
失敗は苦しいものです。
でも、その失敗から行動を変えられれば、経営者として確実に一歩前へ進めます。
私にとっては、この出来事がそのことを教えてくれた大切な経験でした。

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