今回は、個人で整体院や鍼灸院、訪問マッサージを開業している方に向けて、ホームページやランディングページの作り方について書いてみようと思います。
先に私の考えをお伝えすると、現在であれば、個人事業主がホームページやランディングページを作る際には、まずAIを使って自分で作ることを検討した方がよいと思っています。
もちろん、誰もが必ず自作すべきだという話ではありません。
パソコン作業がどうしても苦手な方もいますし、セキュリティや管理まで含めて専門会社へ任せたい方もいるでしょう。
ただ、私自身がこれまで何社ものホームページ制作会社と契約し、合計するとかなり大きな金額を使ってきた経験から考えると、
今の時代に、最初から100万円以上をかけてホームページやランディングページを作る必要性は、かなり小さくなっていると感じています。
10年前は、ホームページを持つこと自体に価値があった
私が訪問マッサージを開業したのは、今から約10年前です。
開業する際、私はホームページを用意した方がよいと考えました。
これからインターネットがさらに普及していくことは、ある程度分かっていました。
また、利用者さんやご家族、ケアマネジャーの方が事業所名を検索した時に、何も情報が出てこない状態では不安を感じるだろうとも思っていました。
ホームページがあれば、
- どのような事業所なのか
- どこで運営しているのか
- 誰が施術しているのか
- どのようなサービスを提供しているのか
といったことを確認できます。
当時は、ホームページがあること自体が、事業所としての信頼につながっていたと思います。
そのため、ホームページ制作会社へ依頼しました。
契約内容は、月額で数万円、それが数年間続くというものでした。
ざっくり計算すると、5年間で200万円前後になるような契約です。
決して安い金額ではありません。
それでも、当時はホームページから実際に問い合わせや契約が生まれました。
ホームページによって得られた売上を考えれば、最初の一社へ支払った費用には、それなりの価値があったと思っています。
その後、何度もホームページ制作会社と契約した
私はその後も、ホームページのリニューアルなどを理由に、複数の制作会社と契約しました。
一社だけではありません。
ホームページを作り直すたびに、別の業者へ依頼したこともあります。
しかし、今振り返ってみると、はっきり価値があったと言えるのは、最初に依頼した会社くらいです。
中には、
「この内容で、この金額がかかるのか」
「こちらの意図が、ほとんど反映されていない」
「このページは、さすがにひどいのではないか」
と思ったこともありました。
もちろん、ホームページ制作会社が悪いという話ではありません。
きちんとした会社もありますし、自分では作れない品質のホームページを制作してくれる会社もあります。
ただ、依頼する側に知識がないと、提示された内容や金額が妥当なのかを判断できません。
何を目的にホームページを作るのか。
誰に見てもらうのか。
どのような問い合わせを増やしたいのか。
何を一番伝えたいのか。
これらが整理されていない状態で業者へ依頼すると、見た目は整っていても、思っていたものとは違うホームページが完成することがあります。
今は、AIと相談しながら一人でも作れる
現在は、ChatGPTやClaudeのようなAIがあります。
ホームページを作るために必要なことを質問すれば、一つずつ教えてもらえます。
例えば、
- ページ全体の構成
- 見出しの順番
- 文章の作成
- キャッチコピー
- 配色やデザインの考え方
- スマートフォンでの見え方
- 申し込みボタンを置く場所
- よくある質問の内容
- HTMLやCSSの修正
といったことまで相談できます。
分からない部分が出てきたら、画面の画像を見せながら、
「ここをどのように直せばよいですか」
と聞くこともできます。
以前であれば、専門知識がなければ進められなかった作業を、AIに教えてもらいながら進められるようになりました。
多少の時間と試行錯誤は必要です。
AIへ一度指示を出せば、すべてが自動的に完成するわけではありません。
それでも、分からないことをその都度確認しながら進めれば、個人でも十分に形にすることができます。
ランディングページも、AIを使って自作できた
私自身、求人用のランディングページをAIと相談しながら作りました。
ランディングページとは、一般的なホームページのように複数のページへ移動するのではなく、一つのページを縦に読み進めてもらう形のページです。
広告を見た人に対して、
- 何を募集しているのか
- どのような会社なのか
- 給与や勤務条件はどうなっているのか
- どのような考えで運営しているのか
- どのような人と働きたいのか
といった情報を、順番に伝えていきます。
私が作った求人用ランディングページでは、働き方、給与、研修、施術に対する考え方、キャリア、スタッフの声、よくある質問、応募方法までを、一つのページにまとめました。
文章だけではなく、動画やスタッフの写真も入れています。
制作に使った時間は、正確に計測していたわけではありませんが、合計しても20時間はかからなかったと思います。
もちろん、制作会社が作ったものと比べれば、細かな部分に違いはあるでしょう。
それでも、私が伝えたい内容を、自分が納得できる形で載せることができました。
自分の考えを何度もAIへ伝えながら、その場で修正できることは、自作する大きな利点です。
制作会社へ依頼しても、自分の考えを整理する作業は必要になる
ホームページ制作会社へ依頼すれば、自分は何もしなくてよいと思うかもしれません。
しかし、実際にはそうではありません。
制作会社は、こちらの事業を最初から深く理解しているわけではありません。
どのような利用者さんに来てほしいのか。
自院の強みは何なのか。
どのような思いで仕事をしているのか。
ほかの整体院や訪問マッサージ事業所と何が違うのか。
これらは、依頼する側が伝えなければ分かりません。
結局、良いホームページを作るためには、自分の事業について考え、言葉にする必要があります。
それならば、まずはAIと対話しながら、自分の考えを整理してみてもよいと思います。
AIから質問をしてもらい、それに答えていくことで、今まで曖昧だった自分の強みが見えてくることもあります。
自分で一度作ってみれば、後から業者へ依頼する場合にも、何をお願いしたいのかが明確になります。
費用は、制作費ではなく維持費が中心になる
自分でホームページを作る場合でも、完全に無料というわけではありません。
一般的には、サーバーとドメインが必要になります。
サーバーは、ホームページのデータを置いておく場所です。
インターネット上の土地を借りるようなものだと考えると、分かりやすいかもしれません。
ドメインは、ホームページの住所です。
このブログであれば、「kawaguchi-kojiro.com」の部分がドメインになります。
そのほか、WordPressの有料テーマや画像素材などを使えば、別途費用がかかることもあります。
それでも、制作会社へ100万円以上を支払う場合と比べれば、費用をかなり抑えられる可能性があります。
AIも有料版を利用する場合には月額料金がかかりますが、ホームページを作る期間だけ契約するという方法もあります。
AIの利用料、サーバー代、ドメイン代、有料テーマなどを含めても、作り方によっては数万円程度から始められます。
今までホームページ制作へ使っていた資金を、広告や設備、スタッフ教育など、別の部分へ回すこともできます。
自作なら、時代に合わせて何度でも修正できる
ウェブサイトのデザインには流行があります。
数年前には新しく見えたデザインでも、時間が経つと古く感じることがあります。
ホームページを見た瞬間に、
「かなり前に作られたページだな」
と感じた経験がある方もいると思います。
制作会社へ依頼している場合、少し文章を変えたり、デザインを修正したりするだけでも、追加費用が必要になることがあります。
また、修正を依頼してから反映されるまで時間がかかる場合もあります。
自分で管理していれば、必要だと思った時に修正できます。
スタッフが増えた。
料金が変わった。
営業時間が変わった。
新しいサービスを始めた。
採用条件を見直した。
広告を出したが、思ったほど反応がなかった。
そのような時に、AIと相談しながら文章や構成を変えられます。
一度作って終わりではなく、反応を見ながら改善し続けられることが、自作する大きな強みです。
完成したページを自分で見て、納得できることも大きい
業者へ依頼したホームページで、私が何度か感じたのは、
「きれいではあるけれど、自分の言葉ではない」
という違和感でした。
整体院や訪問マッサージは、商品だけを売る仕事ではありません。
最終的には、どのような人が施術するのか、どのような考えで利用者さんと関わるのかも選ばれる理由になります。
その部分を、制作会社が完全に代わりに表現することは簡単ではありません。
AIと作る場合も、AIが出した文章をそのまま使えばよいわけではありません。
自分が読んで違和感がある部分を伝え、何度も修正します。
「もっと自分の言葉に近づけてほしい」
「少し格好よく書きすぎている」
「この表現では、うちの考え方と違う」
と伝えながら調整していきます。
この作業を繰り返すことで、自分が納得できるページに近づいていきます。
ただし、AIに作らせれば何でもうまくいくわけではない
ここまでAIでの自作を勧めてきましたが、注意点もあります。
AIが作った文章やコードが、常に正しいとは限りません。
料金や制度、資格、医療広告に関わる表現などは、自分で確認する必要があります。
また、ホームページには、
- 個人情報の取り扱い
- プライバシーポリシー
- 問い合わせフォームの管理
- バックアップ
- ソフトウェアの更新
- 不正アクセスへの対策
なども必要です。
見た目のページを作ることと、安全に運用し続けることは、別の問題です。
自分で作るのであれば、公開後の管理についても最低限は学ばなければなりません。
分からないから何もしないのではなく、何を管理する必要があるのかをAIへ質問し、一つずつ確認していくことが大切です。
自分で管理することが不安なら、業者へ依頼する選択もある
パソコン操作に強い苦手意識がある方や、セキュリティ管理に不安がある方は、業者へ依頼する方法もあります。
また、事業規模が大きくなり、ホームページから多くの売上が発生しているのであれば、専門家へ任せる価値もあります。
ただし、業者へ依頼する場合は、制作物の見た目や初期費用だけで判断しない方がよいと思います。
私が特に確認した方がよいと思うのは、制作後の管理体制です。
- 公開後の修正を依頼できるのか
- 修正費用はいくらなのか
- 不具合が起きた時に対応してもらえるのか
- バックアップは取られているのか
- セキュリティ対策はどこまで含まれているのか
- 担当者が辞めた場合も会社として対応できるのか
- ドメインやサーバーの契約名義は誰になるのか
- 解約後もホームページを引き継げるのか
ホームページは、作って公開したら終わりではありません。
公開後にも、修正や更新、不具合への対応が必要になります。
業者へ頼むなら、作った後まで対応できる相手を選ぶ
私の個人的な考えでは、すべてを外部へ任せるのであれば、個人の制作者だけでなく、継続的な管理体制を持つ会社も比較した方がよいと思います。
個人の制作者でも、優秀で誠実に対応してくれる方はたくさんいます。
そのため、「個人だから駄目」ということではありません。
ただ、一人で運営している場合には、病気や廃業などによって連絡が取れなくなる可能性もあります。
ホームページに問題が起きた時、誰にも相談できない状態になることは避けたいところです。
大切なのは、個人か会社かという肩書だけではなく、
その人が対応できなくなった時にも、ホームページを維持できる仕組みがあるかです。
自分名義でサーバーやドメインを契約し、ログイン情報を自分でも保管しておくことも重要です。
制作会社にすべてを握られ、解約した途端にホームページを使えなくなるような契約は、できるだけ避けた方がよいと思います。
広告運用も、まずはAIと一緒に試せる
ホームページやランディングページを作った後、Google広告やMeta広告、YouTube広告などを使って集客することもあります。
広告運用についても、以前は専門業者へ任せなければ難しい印象がありました。
現在は、広告管理画面の意味、広告文の作り方、画像や動画の考え方、数字の見方などをAIへ相談できます。
広告の結果を伝えれば、
- どこに問題がありそうか
- どの数字を確認すべきか
- 広告とページの内容が合っているか
- 次に何を変更すべきか
といったことを一緒に整理できます。
もちろん、AIへ任せれば必ず集客できるわけではありません。
広告費を使う以上、少額から始め、結果を確認しながら進める必要があります。
それでも、最初から高額な制作費と広告運用費をまとめて業者へ支払う前に、自分で試せる範囲はかなり広がっています。
まず自分で作ってから、必要な部分だけ専門家へ頼む
私は、何から何まで一人でやることだけが正しいとは思っていません。
自分で作ってみた結果、どうしても難しい部分が出てくることもあります。
その時は、必要な部分だけ専門家へ依頼すればよいと思います。
例えば、
- デザインの最終調整だけを依頼する
- スマートフォン表示の不具合だけを直してもらう
- セキュリティ設定だけを専門家に確認してもらう
- 広告の計測設定だけをお願いする
- ページの表示速度だけを改善してもらう
という使い方もできます。
最初からすべてを丸投げするのではなく、自分でできる部分と、専門家へ任せる部分を分ける。
その方が費用を抑えやすく、自分の事業に関する知識も残ります。
高額な契約をする前に、一度AIで作ってみてほしい
私はこれまで、ホームページ制作に多くのお金を使ってきました。
中には、依頼してよかったと思えるものもありました。
一方で、今考えると、そこまでのお金を払う必要はなかったと思う契約もあります。
何度も失敗したからこそ、個人で整体院や鍼灸院、訪問マッサージを運営している方には、最初から高額な契約をしてほしくないと思っています。
まずはAIへ相談してみる。
自院の特徴を書き出す。
誰に来てほしいのかを整理する。
必要なページの構成を作ってもらう。
文章を一緒に考える。
分からない操作を一つずつ教えてもらう。
そこまでやってみて、それでも難しければ業者へ相談すればよいと思います。
一度自分で作ってみれば、業者から提案された内容や金額が妥当なのかも、以前より判断しやすくなります。
AIで十分なのではなく、AIと一緒なら自分で作れる
私が伝えたいのは、制作会社には価値がないということではありません。
規模の大きな事業や、高度な機能が必要なホームページでは、専門家の力が必要です。
ただ、個人の整体院や鍼灸院、訪問マッサージ事業所が、まず一つのホームページやランディングページを持ちたいという段階であれば、選択肢は制作会社への依頼だけではありません。
今は、AIと相談しながら自分で作れます。
そして、自分で作るからこそ、自分の考えや事業の特徴を、納得できるまでページへ反映できます。
100万円以上の契約を結ぶ前に、まず20時間、自分の事業と向き合いながら作ってみる。
その経験には、制作費を節約する以上の価値があると思います。
ホームページを作ることは、自分の事業を言葉にすることでもあります。
これから個人で開業する方や、ホームページの作り直しを考えている方には、まずAIと一緒に自分で作る方法を試してみてほしいと思っています。
もし「AIで自分で作ってみたいけど、、、」と思う方はご連絡くだされば教えますよ。
下のLINEからご連絡ください。お金をもらって、とは考えていません。
このページを真剣に読んでくださったことが嬉しいですから。
この機会にAIに慣れる、これから先本当に必要なことです。

▶ LINE登録はこちら
関連記事はこちら
