私たち整体師は、毎日いろいろな体に触れています。
だからこそ、「あれ?」と気づくことがあります。
ご本人にとっては普通のこと。でも、客観的に見ると少し違う。
そのズレに気づけるかどうかで、体の見方はずいぶん変わります。
冷えが当たり前になっている
例えば、足の冷え。
「昔から冷えているので普通です」
そうおっしゃる方は少なくありません。
でも、触れてみると明らかに循環のバランスが崩れていることもあります。
長年続いていると、それはもう当たり前になります。
でも、本当にそれは正しい基準なのでしょうか。
症状があるのが普通になっている
大きな病気を経験されたあと、神経痛が続いている方。
医師から「仕方ない」と言われれば、そう思いますよね。
だから我慢する。
でも、体の中では別の補正が起きている可能性もあります。
症状は結果であって、体のプロセスそのものではありません。
お通じの話もそうです
「普通に出ています」と言われて、詳しく伺うと
・週に1回
・強くいきまないと出ない
・毎回残る感じがある
ということもあります。
ご本人の基準では普通でも、体の機能としては少し負担がかかっていることもあります。
ちなみに一般的には、排便は毎日〜2日に1回程度が目安とされます。
ここでも大事なのは、良い悪いではなく「基準を知ること」です。
呼吸も見落とされやすい
呼吸数の基準をご存じですか。
成人の安静時呼吸数は、1分間におよそ16〜18回程度が目安とされています。
でも、実際に数えてみると
1分間に20回という方もいます。
ご本人は無自覚です。
「これが普通」と思っている。
でも体は、どこかで負担を調整し続けています。
当たり前は、思い込みかもしれない
体は関係性でできています。
内臓、姿勢、呼吸、循環。
負担には順番があります。
そして、その補正の結果として症状が出ることもあります。
だから私は、症状だけを追いかけません。
その人が「普通」だと思っている前提から一緒に見直します。
正解を押しつけるためではありません。
「あ、そういう見方もあるんだ」と気づいてもらうためです。
整体はきっかけになり得る
体の当たり前を疑う機会は、日常ではあまりありません。
整体は、痛みを取る場所もそうですが、
自分の基準を見直す場所でもあると私は思っています。
もし今、長く続いている何かがあるなら。
それが本当に当たり前なのか、一度違う角度から眺めてみる。
そのきっかけにはなれるかもしれません。
体の見方については、他の記事でもいくつか書いています。
気になるテーマから、ゆっくり読んでみてください。

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