今回は、これから開業しようか、それとも勤務を続けようか悩んでいる方に向けてお話しします。
私自身、開業して強く感じたことがあります。
それは、開業すると「施術以外」の勉強が圧倒的に増えるということです。
勤務時代は施術だけに集中できる
勤務している頃は、とにかく患者さんの体を良くすることに集中できます。
患者さんから喜ばれ、口コミも増え、「自分なら開業してもうまくいけそうだ」と感じる方も多いでしょう。
実際、施術技術に自信がついて開業する方はたくさんいます。
ですが、ここに大きな落とし穴があります。
開業すると仕事は施術だけではなくなる
開業すると、施術だけしていればいいわけではありません。
集客、ホームページ、経理、広告、予約管理、経営判断、資金管理…。
患者さんの体を見る時間以外にも、多くの仕事が増えてきます。
つまり、勤務時代とは求められる能力がまったく変わるのです。
患者さんが最初だけ来てくれるケースは多い
実際によくあるのが、開業前に患者さんへ挨拶をして、「開業したら行きますね」と言っていただけるケースです。
そして開業直後は、その患者さんが来院してくださいます。
ところが、その後が続かない。
これは決して珍しい話ではありません。
理由は一つではありません。
- 立地が通いにくい
- 院内の雰囲気が違う
- 予約が取りづらい
- 説明の仕方が変わった
- 施術以外の満足度が下がった
技術だけではない部分で、患者さんは来院を続けるかどうかを判断しています。
経営者になると、自分自身も変わってしまう
意外と見落とされるのが、自分自身の変化です。
開業すると、施術以外にも考えることが一気に増えます。
経営、お金、広告、家賃、人間関係…。
頭の中がいっぱいになると、患者さんへの接し方が以前と少し変わってしまうことがあります。
本人は変わっていないつもりでも、患者さんは意外なほど敏感です。
「最近、少し余裕がないのかな。」
そんな空気は、言葉以上に伝わります。
開業とは、学び続けること
私は、開業とは「施術者になること」ではなく、「経営者になること」だと思っています。
技術を磨き続けることはもちろん大切です。
ですが、それ以上に必要なのは、経営を学び、人を学び、自分自身を磨き続けることです。
勤務している頃の成功体験だけでは、開業後は通用しない場面が必ず出てきます。
だからこそ、常に学び、改善し、修正し続ける姿勢が、長く続く整体院をつくる一番大切な土台になるのだと私は考えています。

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