頭痛には、緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛など、さまざまな種類があります。
そのため、「頭痛はこれが原因です」と一つに断定することはできません。
ただ、整体の現場で多くの方を診てきた中で、共通して感じることがあります。
それは、首(頸椎)のバランスが崩れている方が非常に多いということです。
首は頭と体をつなぐ「橋」です
頸椎は、頭と体をつないでいる重要な部分です。
さらに、その中には脳から続く神経や血管など、生命活動に欠かせない組織が集まっています。
だからこそ、首に負担が集中すると、頭痛という形で体がサインを出すことも少なくありません。
ただし、「首だけ整えればいい」という話でもありません。
本当の原因は首ではないこともあります
他の記事でもお伝えしていますが、首は頭と体をつなぐ橋です。
橋だけを修理しても、その前後の道路が傾いていたら、また橋には負担がかかりますよね。
体も同じです。
体幹のバランスや姿勢が崩れていれば、その負担は最終的に首へ集まりやすくなります。
そのため私は、頭痛の方を診る時でも、首だけではなく体全体のバランスを確認します。
頭蓋骨へのアプローチで変化することもあります
これは私自身の臨床経験になりますが、首だけを調整しても変化が少ない方の場合、頭蓋骨へアプローチすることがあります。
業界ではクラニアルテクニックや頭蓋骨調整などと呼ばれることもあります。
頭蓋骨周囲の緊張が和らぐことで、頸椎のバランスが変化し、その結果として頭痛が軽減するケースも少なくありません。
もちろん、その作用機序についてはまだ十分に解明されていない部分もあります。
そのため、このあたりは私自身の臨床経験として捉えていただければと思います。
体幹の動きが少ない方にも多い印象があります
頭痛がある方を診ていると、体幹の可動性が低い方も多く見受けられます。
体幹が硬くなると、首だけで姿勢を支える時間が長くなります。
すると首への負担が増え、結果として頭痛につながることがあります。
首だけを見るのではなく、体全体がどう連動しているかを見ることが大切だと考えています。
内臓との関係を考えることもあります
これも私自身の臨床経験になりますが、脾臓の働きが低下しているように感じられる方に頭痛が多い印象があります。
赤血球の状態なのか、免疫機能との関係なのか、その理由までは現時点では分かりません。
科学的に十分証明されている内容ではありませんが、一つの仮説として私は考えています。
過去の病気や手術歴も重要な情報です
さらに私が重視しているのが既往歴です。
例えば、婦人科疾患や急性虫垂炎など骨盤内の病気を経験された方や、大きな手術歴がある方では、その後何十年も経ってから姿勢や体の使い方に影響が残っていることがあります。
もちろん、それだけで頭痛になるとは言えません。
しかし、過去の出来事が積み重なり、現在の体のバランスへ影響している可能性は十分考えられます。
頭痛は「頭だけ」の問題ではないこともあります
頭痛というと、どうしても頭だけに原因があるように思われがちです。
ですが実際には、
- 頸椎のバランス
- 姿勢や体幹の動き
- 頭蓋骨周囲の緊張
- 過去の病気や手術歴
- 内臓機能との関連
など、さまざまな要素が重なっていることがあります。
だからこそ私は、「頭痛だから頭だけを見る」のではなく、「なぜ首に負担が集まっているのか」「なぜ今このタイミングで症状が出たのか」という背景まで考えながら施術を行うようにしています。

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