今回は採用についてのお話です。
あくまで私個人の考えですが、今はオンライン面接を行っていません。
理由はシンプルです。
過去に採用で失敗した経験があるからです。
オンライン面接では良い印象だった
これはコロナ禍の頃のお話です。
当時はオンライン面接が当たり前になっていました。
私もその流れに合わせてオンラインで面接を行っていたんですね。
ある応募者の方とオンラインで話した時の印象は、とても良かったんです。
受け答えもしっかりしている。
話し方も丁寧。
真面目そう。
「良い人が面接に来てくれたな」
そんな印象でした。
そして採用を決めました。
初めて会った瞬間の違和感
ところが初出勤の日。
実際に会った瞬間に違和感を覚えたんです。
もちろん理由を言語化できるようなものではありません。
ただ直感的に、
「あれ?」
「もしかしたら違ったかもしれない」
と思ったんですよね。
ただ、その時点で何か問題があったわけではありません。
だから採用を取り消すなんてことは当然できません。
むしろ当時の私は、
「これも経験だ」
と思いました。
会社もまだ小さい。
実際に雇ってみて私の直感の真偽を確かめよう。
そう考えたんです。
徐々に見えてきた本当の姿
結果として、その直感は当たっていました。
訪問マッサージという仕事は、ある意味でスタッフを信頼する仕事です。
患者さんのご自宅へ伺う以上、社長が常に見ているわけではありません。
だからこそ誠実さが求められます。
ですが、そのスタッフは違いました。
勤務時間中にカフェでゆっくりしていたり。
退勤時間よりかなり早く仕事を終えていたり。
本人は気付かれていないと思っていたかもしれません。
ですが、経営者として見ていれば分かるんですよね。
そして最終的な決定打がありました。
患者さんを転倒させてしまった
訪問マッサージでは機能訓練を行うことがあります。
その中で歩行訓練を行うこともあります。
ある日、そのスタッフが介助歩行中に患者さんを転倒させてしまいました。
もちろん事故は誰にでも起こり得ます。
ですが、この件については私の中で大きな違和感がありました。
なぜなら、その患者さんは私自身も担当していた方だったからです。
きちんと見ていれば転倒するような方ではありませんでした。
つまり、気の緩みがあった可能性が高い。
私はそう判断しました。
そして、その瞬間に確信したんです。
「この子はうちには合わない」
と。
採用は技術より人間性
この経験から学んだことがあります。
それは、採用は技術だけではないということです。
むしろ人間性の方が大切です。
技術は教えられます。
知識も教えられます。
ですが、誠実さや責任感は簡単には変わりません。
だからこそ採用では、その人がどんな人間なのかを見る必要があります。
そして、それは画面越しだけでは分からないこともあるんですよね。
今は必ず直接会うようにしている
この経験以来、私は必ず直接会うようにしています。
オンライン面接は基本的に行っていません。
もちろんオンラインが悪いと言いたいわけではありません。
実際に優秀な方もたくさんいらっしゃると思います。
ただ、少なくとも私自身は、一度直接会わないと分からない部分があると感じています。
話し方。
空気感。
立ち振る舞い。
人への接し方。
そういったものは、実際に会ってみないと見えないことが多いんですよね。
最後に
採用は会社の未来を決めます。
特に小さな会社であれば、一人の影響は非常に大きいです。
だからこそ慎重になる必要があります。
今回の経験は私にとって良い学びでした。
採用は条件だけではない。
技術だけでもない。
人を見ることが大切。
そして可能であれば、直接会って話をする。
私は今でも、その重要性を強く感じています。

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