今回は、経営を考える時ほど、焦って判断しない方がよいという話を書いてみようと思います。
経営者になると、さまざまな情報が目に入ります。
SNSを見れば、
「この方法で売上が一気に伸びました」
「利益率を大幅に改善できました」
「この仕組みを取り入れれば、現場に出なくても経営できます」
「自分が働かなくても、売上が上がる会社を作れます」
といった投稿や広告が、次々に表示されます。
実際に成功している経営者の発信を見ることもあります。
そのような情報を見続けていると、
「自分も、もっと効率の良い経営をしなければいけないのではないか」
「今のやり方では遅れているのではないか」
「このまま地道に続けていて、本当に大丈夫なのだろうか」
と焦ることがあります。
その気持ちは、私にもよく分かります。
私自身も、SNSや広告を見て、
「こういう経営の仕方もあるのか」
「この方が利益率は高そうだな」
「自分の会社にも取り入れた方がよいのではないか」
と考えることがあります。
新しい方法を知ること自体は、とても良いことだと思います。
ただし、その方法を知ったことと、自分の会社へ取り入れることは別の話です。
経営で大切なのは、流行している方法へすぐ飛びつくことではなく、自分がどのような会社を作りたいのかに照らして判断することだと思っています。
SNSを見るほど、経営者は焦りやすくなる
SNSには、うまくいっている場面が多く掲載されます。
売上が伸びた。
店舗数が増えた。
採用に成功した。
少ない労働時間で高い利益を出せるようになった。
短期間で大きな成果が出た。
そうした投稿は、当然ながら目立ちます。
一方で、その方法を始める前にどれだけ準備したのか。
実際には何度失敗したのか。
どれだけ広告費を使ったのか。
スタッフにどのような負担がかかったのか。
数年後も同じ成果が続いているのか。
こうした部分までは、投稿だけでは分からないことがあります。
しかし、経営者は目に見える結果だけを比べてしまいます。
自分の会社は、まだ一店舗。
自分は、今でも現場に出ている。
自分の売上は、あの人ほど大きくない。
そのように比較を続ければ、焦るのは当然です。
ただし、会社の経営は、SNSの投稿を競うものではありません。
他社より早く店舗を増やしたから、必ず良い会社になるわけでもありません。
利益率が高いから、患者さんやスタッフに愛される会社になるとも限りません。
外から見える数字と、会社の中で働いている人や利用している患者さんが感じていることは、同じではありません。
見栄えの良い経営方法が、長く続くとは限らない
SNSの広告では、成果が分かりやすく見えるように作られています。
短期間で売上が増えた。
利益率が改善した。
スタッフへ任せて、自分は経営だけに集中できるようになった。
経営者からすれば、とても魅力的です。
今より収入が増える。
今より自由な時間が増える。
経営の不安が減る。
そう思えば、試してみたくなります。
しかし、その経営方法が、現在の時代背景に合っているからうまくいっている可能性もあります。
広告費が安かった時代だから成立した。
そのサービスを提供する競合が少なかったから伸びた。
特定のSNSが急成長していたから認知を獲得できた。
採用市場が今とは違ったから、スタッフを増やせた。
そうした背景があるかもしれません。
時代が変われば、同じ方法が通用しなくなることもあります。
現在はうまくいっていても、数年後には全く反応が出なくなるかもしれません。
その方法をそのまま自社へ取り入れたからといって、同じ結果が出る保証もありません。
経営手法を次々に変えると、会社の軸が見えなくなる
新しい経営方法を知るたびに、自社のやり方を大きく変えていると、会社の方向性が不安定になります。
ある時は、患者さん一人ひとりへ時間をかける方針。
次は、回転率を高めるために施術時間を短くする。
その次は、高単価化を進める。
さらに、サブスクリプションや回数券を強く勧める。
今度は物販を増やす。
次は店舗展開を目指す。
一つひとつの方法には、良い部分があると思います。
しかし、経営者が焦って方針を次々に変えると、スタッフは戸惑います。
先月まで大切だと言っていたことが、今月は変わっている。
会社が何を目指しているのか分からない。
自分たちは、何を基準に患者さんへ対応すればよいのか分からない。
そのような状態になります。
患者さんも、院の変化を感じます。
以前は必要なことだけを丁寧に提案してくれていたのに、急に高額なプランを勧められるようになった。
以前は時間をかけて話を聞いてくれたのに、急に施術が流れ作業になった。
以前と言っていることが違う。
そのように感じれば、患者さんの信頼を損なう可能性があります。
一度失った信頼は、簡単には戻らない
経営方法を変えること自体が悪いわけではありません。
必要であれば、価格もサービスも働き方も変えるべきです。
時代に合わせて変化しなければ、会社が続かないこともあります。
ただし、短期的な数字だけを見て、患者さんとの約束まで変えてしまうのは慎重になった方がよいと思います。
患者さんが信頼しているのは、施術技術だけではありません。
この院なら必要のないことを勧められない。
この先生なら、自分のことをきちんと考えてくれる。
この会社なら、担当が変わっても安心できる。
そうした積み重ねを信頼しています。
流行の手法を取り入れたことで、その信頼を壊してしまえば、以前の状態へ戻すのは簡単ではありません。
経営者からすれば、少し販売方法を変えただけかもしれません。
しかし、患者さんからすれば、
「今まで信頼していた会社が変わってしまった」
ということになります。
新しい方法を学ぶこと自体は、積極的に行った方がいい
ここまで書くと、新しい経営方法を学ばない方がよいように聞こえるかもしれません。
もちろん、そうではありません。
新しい仕組みや考え方を知ることは、とても大切です。
どのような方法で集客しているのか。
なぜ利益率が高いのか。
どのようにスタッフを育てているのか。
どこを仕組み化しているのか。
どのような数字を見て経営判断をしているのか。
こうしたことを学ぶことで、自分の会社の問題に気づくことがあります。
私自身も、さまざまな経営者の話を聞いたり、広告を見たり、コンサルタントから学んだりしています。
自分だけの経験で経営していれば、視野が狭くなるからです。
今まで当たり前だと思っていた方法が、実は非効率だったと気づくこともあります。
スタッフや患者さんにとって、もっと良い方法が見つかることもあります。
そのため、学ぶことはやめない方がよいと思っています。
ただし、学んだことをすべて導入する必要はありません。
学ぶ時には広く取り入れ、実際に会社へ導入する時には慎重に選ぶ。
この分け方が大切だと思います。
他社でうまくいった方法が、自社に合うとは限らない
同じ整体院や鍼灸院でも、会社によって条件は異なります。
患者さんの年齢。
提供している施術。
地域性。
スタッフの人数。
経営者の得意なこと。
会社の理念。
現在の資金。
患者さんが通う目的。
これらが違えば、合う経営方法も変わります。
若い方を中心にした整体院で成功した方法が、高齢者中心の訪問マッサージにそのまま合うとは限りません。
一人で施術している院で成功した方法が、スタッフを複数抱える会社でも機能するとは限りません。
都市部で結果が出た広告が、郊外でも同じように反応するとは限りません。
他社の成功事例は、正解ではなく参考資料です。
その中から、自社に合う部分を選びます。
導入するかどうかは、自分の会社の軸で判断する
新しい経営方法を見た時に、私が大切だと思うのは、
「この方法を取り入れると、患者さんは本当に喜ぶのか」
という視点です。
利益が増えるかどうか。
業務が楽になるかどうか。
売上が安定するかどうか。
もちろん、これらも経営では大切です。
しかし、それだけで判断すると、短期的な数字へ流されやすくなります。
自分は、どのような患者さんに来てもらいたいのか。
その患者さんへ、どのような価値を届けたいのか。
利用した患者さんに、どのような気持ちで帰ってほしいのか。
そこへ新しい方法がつながっているのかを考えます。
つながっているのであれば、試す価値があります。
利益は増えそうだけれど、患者さんに提供したいものから離れてしまうのであれば、無理に取り入れる必要はありません。
スタッフをどう大切にしたいかも、経営判断の基準になる
経営方法を変える時には、患者さんだけでなく、スタッフへの影響も考える必要があります。
効率が良くなると言われている仕組みでも、現場の負担が大きく増えることがあります。
経営者の労働時間は減るけれど、スタッフの業務が増える。
利益率は高くなるけれど、患者さんへの販売ノルマが強くなる。
予約枠は埋まるけれど、休憩を取れなくなる。
店舗は増えるけれど、教育が追いつかなくなる。
このような状態になれば、会社全体として良くなったとは言いにくいと思います。
スタッフをどのように大切にしたいのか。
スタッフにどのような施術者、人間になってほしいのか。
どのような働き方をしてほしいのか。
その考えも、経営方法を選ぶ時の基準になります。
形だけ導入しても、スタッフの気持ちがついてこなければ続かない
新しい制度やサービスは、経営者だけで実行できるものばかりではありません。
実際に患者さんへ説明するのはスタッフ。
新しいシステムへ入力するのもスタッフ。
新しい施術メニューを提供するのもスタッフ。
現場で運用するのは、そこで働く人です。
経営者だけが、
「これは絶対にうまくいく」
と思っていても、スタッフが納得していなければ形だけになります。
なぜこの仕組みを取り入れるのか分からない。
患者さんにとって本当に必要だと思えない。
自分たちの負担が増えるだけに感じる。
その状態で実行しても、長続きしません。
経営者が見ている時だけ行う。
説明が曖昧になる。
スタッフによって対応が変わる。
次第に誰も行わなくなる。
このような結果になります。
スタッフが「やりたい」と言うなら、大きな可能性がある
反対に、経営者が新しい案を話した時に、
「それは患者さんにとって良さそうですね」
「自分もやってみたいです」
「こういう方法にすれば、もっと良くなると思います」
とスタッフが前向きになってくれるのであれば、試す価値は大きいと思います。
現場の人が納得し、自分たちで改善案まで出してくれるのであれば、運用も定着しやすくなります。
経営者が一人で考えたものよりも、現場に合った形になる可能性があります。
すべてを多数決で決める必要はありません。
最終的な判断は、経営者が行うものだと思います。
ただし、実際に動くスタッフが何を感じているのかを聞くことは大切です。
新しいことを始める時には、足並みをそろえる
会社として新しいことを始める時には、経営者とスタッフが、ある程度同じ方向を向いている必要があります。
何のために始めるのか。
患者さんにとって、どのような良さがあるのか。
スタッフの仕事は、どのように変わるのか。
どの程度の期間試すのか。
どの数字や反応を見て、続けるか判断するのか。
うまくいかなかった時には、どのように戻すのか。
こうしたことを共有します。
経営者だけが目的を理解していて、スタッフには作業だけを渡す。
それでは、足並みはそろいません。
新しいものを取り入れるほど、導入する理由を丁寧に説明した方がよいと思います。
経営者が焦っていると、スタッフにも伝わる
経営者が焦っている時には、判断や伝え方にもその焦りが出ます。
突然、新しい施策を始める。
前の方法を検証せずにやめる。
スタッフへ十分に説明しない。
すぐに結果を求める。
思ったような数字が出ないと、また別の方法へ変える。
スタッフからすると、
「また社長が新しいことを始めた」
「どうせすぐ変わるのではないか」
と思うようになります。
最初は協力してくれていたスタッフも、何度も繰り返されれば、本気で取り組まなくなります。
経営者自身が焦らず、なぜ行うのかを整理してから伝えることが大切です。
地道に積み重ねてきた会社は、簡単には崩れない
SNSでは、短期間で大きな成果を出した事例が目立ちます。
ただ、私は最終的には、地道に一つずつ積み重ねてきた人や会社が強いと思っています。
患者さん一人ひとりへ丁寧に対応する。
施術技術を磨く。
スタッフを教育する。
カルテや情報共有を整える。
患者さんからの声を聞く。
小さな問題を放置せずに改善する。
利益を残し、少しずつ会社の体力をつける。
こうしたことは、SNSで派手に見えるものではありません。
一日で結果が出るものでもありません。
しかし、その積み重ねによって得た信頼や技術、会社の文化は、簡単には失われません。
一つの広告媒体が使えなくなっても、患者さんとの関係は残ります。
一つの施策が失敗しても、スタッフの力は残ります。
時代が変わっても、会社が大切にしてきた考え方は判断の軸になります。
焦らないことと、何も挑戦しないことは違う
焦らない方がよいという話をすると、
「それなら、今までと同じことだけを続ければよいのか」
と思うかもしれません。
そうではありません。
挑戦することは、とても大切です。
収入を増やしたい。
働く環境を良くしたい。
自分の可能性を広げたい。
新しい事業へ挑戦したい。
スタッフに、新しい役割を作りたい。
より多くの患者さんへ施術を届けたい。
そうした気持ちが、会社を前へ進めます。
挑戦しなければ、今の状態から変わりません。
時代が変わっているのに、何も変えなければ、結果的に後退することもあります。
そのため、新しいことには挑戦した方がよいと私も思っています。
ただし、焦って誰かの成功方法をそのまま取り入れることと、自分の会社の未来を考えて挑戦することは違います。
挑戦の目的を、自分の言葉で説明できるか
新しいことを始める時には、
「なぜこれをやるのか」
を自分の言葉で説明できるか確認してみるとよいと思います。
SNSで流行していたから。
有名な経営者が勧めていたから。
周りの会社も始めているから。
それだけでは、少し弱いと思います。
患者さんへ、こういう価値を届けたい。
スタッフの働き方を、こう変えたい。
この事業を行うことで、会社の強みを広げたい。
今の経営にこの問題があり、それを改善したい。
そこまで説明できれば、自社に必要な挑戦である可能性が高くなります。
小さく試して、合わなければ修正する
新しい経営方法を取り入れる時に、最初から会社全体を大きく変える必要はありません。
まずは、小さく試します。
一部の患者さんへ案内してみる。
一人のスタッフと始めてみる。
一か月だけ試験的に運用する。
小さな予算で広告を出す。
一店舗だけで始める。
その結果を確認します。
患者さんの反応はどうだったか。
スタッフに無理がなかったか。
数字はどのように変わったか。
自分たちが目指す会社に近づいたか。
問題があれば修正する。
合わなければやめる。
良ければ少しずつ広げる。
この方が、大きな失敗を避けながら挑戦できます。
数字だけでなく、患者さんとスタッフの反応も見る
新しい施策を評価する時には、売上や利益だけを見ない方がよいと思います。
売上は増えた。
しかし、患者さんからの不満が増えた。
スタッフの残業が増えた。
スタッフ同士の雰囲気が悪くなった。
施術の質が落ちた。
このような状態であれば、本当に成功したと言えるでしょうか。
反対に、短期的な利益は大きく増えていなくても、
患者さんから喜ばれるようになった。
スタッフの負担が減った。
紹介が増えた。
長く続けられる仕組みができた。
そのような変化があれば、将来の会社にとって価値がある可能性があります。
経営判断では、数字は必要です。
ただし、数字の背景に何が起きているのかまで見た方がよいと思います。
患者さんの層が変わっても、喜んでもらうことは変わらない
会社が成長する中で、対象とする患者さんが変わることはあります。
最初は高齢者が中心だった。
その後、働いている世代へサービスを広げる。
訪問施術から、店舗型の整体院へ挑戦する。
保険施術だけでなく、自費施術を始める。
このように、患者さんの層やサービスが変わることはあります。
その変化自体は、悪いことではありません。
事業を続けるために、必要な変化もあります。
ただ、患者さんを喜ばせるという考えは、変わらないと思っています。
どのような方を対象にしても、
何に困っているのかを聞く。
どのような生活を送りたいのかを考える。
自分たちに何ができるのかを提案する。
必要のないことは勧めない。
利用してよかったと思ってもらう。
ここは、経営方法や時代が変わっても、普遍的な部分だと思います。
迷った時には、患者さんが喜ぶかへ戻る
経営をしていると、何が正しいのか分からなくなることがあります。
利益を優先するべきなのか。
スタッフの働きやすさを優先するべきなのか。
新しい事業へ進むべきなのか。
今のサービスを深めるべきなのか。
店舗を増やすべきなのか。
一店舗を強くするべきなのか。
どちらにも良い部分があり、簡単に正解は出ません。
その時に、
「この判断によって、患者さんは今より喜んでくれるだろうか」
と考えることは、一つの軸になります。
患者さんが喜ぶ。
その結果、信頼して利用してくださる。
会社に売上が生まれる。
スタッフへ還元できる。
さらに良いサービスを作れる。
この循環が、健全な経営だと思います。
経営者自身の欲も、否定する必要はない
患者さんを喜ばせることが大切だと書きましたが、経営者が収入を増やしたいと思うことも悪いことではありません。
もっと余裕のある生活をしたい。
家族を安心させたい。
会社を大きくしたい。
自分が現場に出なくても回る仕組みを作りたい。
新しい挑戦をしたい。
そうした気持ちも、経営を続ける力になります。
経営者自身が疲れ切り、生活に余裕がなくなれば、会社も長く続きません。
自分の希望や可能性も大切にしてよいと思います。
ただし、自分の欲を満たすために、患者さんやスタッフの信頼を犠牲にしない。
自分、患者さん、スタッフ、会社が、できる限り一緒に良くなる方法を考える。
そのために経営するのだと思います。
焦って答えを探すより、自分の会社の答えを作る
SNSを見れば、たくさんの正解が並んでいるように見えます。
高単価にするべき。
回数券を販売するべき。
店舗を増やすべき。
個人院のまま利益率を高めるべき。
スタッフへ任せるべき。
経営者も現場へ出続けるべき。
どれも、誰かにとっては正解なのだと思います。
しかし、自分の会社の正解とは限りません。
自分が作りたい会社。
喜ばせたい患者さん。
一緒に働きたいスタッフ。
自分自身が送りたい人生。
それらを考えながら、自分の会社に合う答えを作っていく必要があります。
誰かの正解を急いで買うのではなく、学んで、試して、修正しながら、自分たちの答えを作る。
その方が時間はかかるかもしれません。
しかし、その過程で作った考え方や会社の文化は、自分たちのものとして残ります。
経営で焦りそうな時に、一度確認したいこと
新しい経営方法を見て、すぐに取り入れたくなった時には、一度次のことを考えてみてもよいと思います。
- この方法は、どのような時代背景で成功したのか
- 自分の会社にも同じ条件があるのか
- 患者さんにどのような良さがあるのか
- スタッフの負担はどう変わるのか
- 会社の理念と矛盾しないか
- 短期的な売上だけでなく、長期的な信頼につながるか
- 小さく試す方法はないか
- うまくいかなかった時に戻せるか
- 自分はなぜ、この方法をやりたいのか
この質問へ答えた上で、やってみたいと思うのであれば、挑戦すればよいと思います。
答えが曖昧なままで、周りがやっているからという理由だけで始めるのであれば、少し立ち止まってもよいかもしれません。
地道な経営は、決して遅い経営ではない
一人ひとりの患者さんを大切にする。
一人ひとりのスタッフを育てる。
一つずつ仕組みを整える。
一つずつ改善する。
このような経営は、派手ではありません。
短期間で急成長しているようにも見えないかもしれません。
しかし、それは遅れているわけではありません。
会社の土台を作っています。
土台があるから、新しい挑戦をした時にも崩れにくくなります。
土台があるから、時代が変わっても修正できます。
土台があるから、患者さんやスタッフも安心できます。
焦って表面だけを変えるより、地道に土台を強くする方が、結果的に遠くまで進めることもあります。
経営を考える時ほど、焦らずに判断する
経営者であれば、他社の成功が気になるのは当然です。
もっと利益を出したい。
もっと経営を安定させたい。
もっと自分やスタッフの可能性を広げたい。
そのために、さまざまな情報を集め、挑戦することは大切です。
ただし、SNSで魅力的に見えた経営方法を、焦ってそのまま自社へ入れる必要はありません。
その方法が、自分の会社の患者さんに合うのか。
スタッフが納得して動けるのか。
自分が作りたい会社へつながっているのか。
そこまで考えてから判断する。
経営で大切なのは、誰かの成功に追いつくことではなく、自分たちが信じられる会社を作ることだと思います。
収入を増やす挑戦もする。
環境を変える挑戦もする。
自分やスタッフの可能性を広げる挑戦もする。
ただ、その中心には、患者さんを喜ばせるという変わらない考えを置いておく。
経営方法や患者さんの層が変わったとしても、
「この会社を利用してよかった」
と思ってもらうことは変わりません。
私自身も、新しいことを学び、挑戦しながら、この部分だけは焦らずに考え続けていきたいと思っています。

ここまで読んで、
何か引っかかるところがあった方へ。
ブログでは、
整体院・訪問マッサージ・鍼灸院などの現場で感じてきたことをもとに、
体の不調や症状について、
「どう捉えるか」という前提の話を書いています。
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もう少しだけ、
考え方の話を続けています。
必要な方だけ、
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