なぜ片側ばかり痛くなるのか?

患者さんからよく聞かれることがあります。

「右肩だけ痛いんです」
「左の腰ばかり痛くなります」
「右膝だけ調子が悪いんです」

確かに考えてみると、不思議ですよね。

人間の体には右も左もあるのに、なぜか片側だけに症状が出ることが多いんです。

もちろん両側に症状が出ることもあります。

ですが、実際の現場では片側だけに症状が出ているケースの方が多い印象です。

では、その理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

目次

① 利き手・利き足の影響

まずイメージしやすいのが、利き手や利き足です。

右利きの方であれば、右手を使う機会が圧倒的に多いですよね。

物を持つ。
字を書く。
家事をする。
仕事をする。

気付かないうちに右側ばかり使っています。

当然、よく使う方が疲労は蓄積しやすくなります。
肩や肘、手首などに左右差が出る理由の一つですね。

また腰や膝の場合は、利き足だけでなく、どちらに重心を乗せる癖があるかも関係してきます。

② 過去のケガや手術の影響

次に多いのが、過去のケガや手術です。

骨折。
捻挫。
脱臼。
手術。

こういった経験がある方は少なくありません。

ケガをした直後は、痛みを避けるために体の使い方が変わります。
そしてその使い方の癖が、治った後も残ることがあるんです。

また手術の場合は、傷跡の部分がわずかに動きづらくなることもあります。

本人が忘れているような昔のケガでも、長い年月をかけて体に影響を与えていることがあります。

③ 人間は左右対称ではない

実は人間の体は、もともと完全な左右対称ではありません。

例えば内臓を考えてみてください。

右側には肝臓があります。
左側には胃や膵臓があります。
心臓も少し左寄りにありますよね。

つまり体の中は、最初から左右で条件が違うんです。

だから筋肉の使い方や姿勢、重心のかかり方にも影響が出てきます。

左右差が生まれるのは、ある意味自然なことなんですね。

④ 代償動作が続いていることもある

さらに大切なのが、代償動作です。

以前のブログでもお話ししましたが、人の体は使いづらい場所があると別の場所で補おうとします。

例えば右股関節が動きづらい。
すると左側で頑張るようになります。

右肩が上がりづらい。
すると首や背中で補うようになります。

こういった代償動作が続くと、結果的に片側だけへ負担が集中することがあります。
すると片側だけに痛みが出るんですね。

最後に

右だけ痛い。
左だけ痛い。

そう聞くと、その場所だけが悪いように感じるかもしれません。

ですが実際には、

利き手・利き足。
過去のケガ。
体の構造上の左右差。
代償動作。

こういった様々な要素が関係しています。

だから片側だけに症状が出ている時ほど、痛い場所だけではなく、体全体を見ることが大切なんです。

その視点を持つと、今まで見えなかった原因が見えてくることがありますよ。

ここまで読んで、
何か引っかかるところがあった方へ。

ブログでは、
整体院・訪問マッサージ・鍼灸院などの現場で感じてきたことをもとに、
体の不調や症状について、
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