新人の頃というのは、不安で当然です。
「この施術で合っているのかな」
「この症状には何をすればいいんだろう」
「失敗したらどうしよう」
そんな気持ちを抱えながら現場に立っている方も多いと思います。
だから最初のうちは、ある程度の方法論やマニュアルは必要です。
まずは現場を知る。
患者さんとの関わり方を知る。
基本的な流れを身につける。
そういう意味では、マニュアルは大切な存在です。
ただし、それはあくまで入り口なんですよね。
マニュアルだけでは対応できない
臨床に出ると、必ずイレギュラーが起こります。
同じ腰痛でも人によって全然違います。
同じ肩こりでも背景は違います。
同じ病名でも体の状態は違います。
そうなった時に、
「この症状はこれ」
という考え方だけでは対応できなくなってしまいます。
マニュアルに書いていないことが起きた瞬間に、止まってしまうんです。
正解探しを続けると成長が止まる
新人の頃ほど正解を探したくなります。
誰かに答えを教えてほしい。
失敗しない方法を知りたい。
その気持ちはよく分かります。
ただ、正解ばかり追い求めていると、自分で考える力が育たないんですよね。
そして考える力が育たないまま経験だけ重ねると、知識は増えても臨床力はなかなか伸びません。
結果として、説明だけ上手になってしまうこともあります。
言葉は知っている。
理論も知っている。
でも実際の体を前にすると考えられない。
そういう状態になってしまうんです。
大切なのは考え直す力
分からない症例に出会った時。
思ったような結果が出なかった時。
そんな時こそ一度立ち止まることが大切です。
この体で何が起きているんだろう。
なぜこの症状が出ているんだろう。
自分は何を見落としているんだろう。
そうやって最初から考え直してみるんです。
その積み重ねが、臨床力につながっていきます。
分からないことはまず調べる
例えば聞いたことのない病名を聞いたとします。
その時に、
「会社から教わっていないから分からない」
で終わってしまうのか。
それとも、
「まず調べてみよう」
となるのか。
この差は非常に大きいです。
病態を調べる。
症状を調べる。
経過を調べる。
その上で、じゃあこの患者さんの体では何が起きているんだろうと考える。
そうやって知識と臨床が結びついていくんです。
質問にも種類がある
マネジメントをしていると、質問の内容である程度分かります。
本当に考えた上での質問なのか。
それとも正解だけを聞きたい質問なのか。
例えば、
「私はこう考えたんですが、どう思いますか?」
という質問と、
「答えは何ですか?」
という質問では全然違います。
前者は考える力が育ちます。
後者は答え待ちになってしまいます。
もちろん最初は答えを求めることも必要です。
ただ、いつまでもそれでは成長できません。
最後に
新人整体師ほど正解を探したくなります。
それは不安だからです。
でも、本当に大切なのは正解を集めることではありません。
考える力を育てることです。
分からないことを調べる。
仮説を立てる。
検証する。
また考える。
その繰り返しが、結果的にあなた自身の臨床力を育ててくれます。
だから正解探しよりも、考える習慣を大切にしてください。
その積み重ねが、数年後に大きな差になりますよ。

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