初診のとき、問診表に「既往歴」という欄があります。
昔かかった病気を書くところです。
ここでよくあるのが、
「今は治っているので忘れていました」
というケースです。
でも実は、
治ったものこそ、教えていただけると助かります。
実際にあったお話
先日いらした方は、最初こうおっしゃいました。
「今まで特に病気はないです」
体を触らせていただくと、どうも違和感があります。
そこで少し深くお話を聞いてみると、
「昔、喘息でした」
「痛風もありました」
という話が出てきました。
ご本人としては、もう治ったもの。
だから病歴として意識していなかったようです。
体には履歴が残ります
症状がなくなれば、病気は治ったと感じます。
それは自然な感覚です。
ただ、
体には「履歴」が残ります。
炎症を経験した組織。
長く続いた緊張。
かばい続けた動き。
そういったものは、形を変えて体に残ることがあります。
手術も大切な情報です
もう一つ、よくあるのが手術歴です。
例えば帝王切開。
病気ではありません。
でも、お腹に大きな手術の跡が残ります。
筋膜や組織の連続性を考えると、体への影響は小さくありません。
だから施術を考えるうえでは、とても大事な情報になります。
忘れやすい病気
虫垂炎もそうです。
いわゆる「盲腸」です。
昔は手術が多かったですが、
今は薬で炎症を抑えることも増えています。
症状が落ち着けば、日常生活に戻れます。
そのため、ご本人も忘れていることがあります。
でも、体を触ると痕跡が残っていることがあります。
問診はヒントの宝庫です
既往歴を教えていただけると、
「だからこの体なんだな」
「だからこの動き方なのかもしれない」
と、体の見方がつながります。
症状だけを見るより、ずっと理解が深くなります。
思い出せる範囲で大丈夫です
もちろん、完璧でなくて大丈夫です。
思い出せる範囲で構いません。
昔の病気。
手術。
入院。
そういった経験があれば、ぜひ教えてください。
体の見方が、変わってくることがあります。

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体の不調や症状について、
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