坐骨神経痛というと、
右足がしびれる人、左足がしびれる人、
どちらも同じように考えられがちです。
一般的には、
腰のところで神経が圧迫されて、
右に出るか、左に出るかの違い。
そう説明されることが多いと思います。
ヘルニアや脊柱管狭窄症などが例ですね。
もちろん、
そうした考え方を否定するつもりはありません。
ただ、
私たち整体師の立場から体を見ていくと、
右足の坐骨神経痛と、左足の坐骨神経痛は、
まったく別の話として捉えることが多いです。
骨格は左右対称。でも体の中は違う
骨や神経だけで見れば、
体は基本的に左右対称です。
だから、
骨格や神経だけで考えると、
左右で大きな違いはないように見えます。
でも、
体の中を思い浮かべてみてください。
内臓は、左右対称ではありません。
位置も違えば、
役割も違う。
負担のかかり方も違います。
内臓の状態まで含めて体を見ていくと、
右足と左足では、
背景がまったく違うケースが出てきます。
右足に症状が出るケース
右足に坐骨神経痛の症状が出ている場合、
体の中では「排泄」に関わる働きや、
肝臓の負担が関係していることがあります。
便通の状態だったり、
疲労の溜まり方だったり。
ご本人は、
足と内臓が結びつく感覚は、
あまりないかもしれません。
でも、
体の中では、
そうした負担が積み重なっていることもあります。
左足に症状が出るケース
一方で、
左足に坐骨神経痛の症状が出ている場合。
こちらは、
免疫の働きや、
循環の影響が関わっているケースを、
私たちは多く見てきました。
疲れやすさや、
回復の遅さ、
なんとなく体調が安定しない感じ。
そうした背景が、
結果として足に出ていることもあります。
症状が取れた=全部解決、ではない
坐骨神経痛の症状が軽くなったり、
一時的に楽になることは、
もちろん大切なことです。
ただ、
そのときに、
体の中の負担まで一緒に整っているかどうか。
そこは、
別の視点で見る必要があります。
左右で出ている理由が違うのであれば、
症状が落ち着いたタイミングで、
体の内側も含めて見直していく。
そんな考え方も、
ひとつ持っておいてもいいのかもしれません。
「あ、左右でそんな見方もあるのか」
そう思うきっかけになれば、
それで十分だと思っています。

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