骨盤矯正の前に知ってほしいこと|整体師の視点でわかりやすく解説

骨盤って動くの?動かないの?|整体師の視点でわかりやすく解説

「骨盤って本当に動くの?」
これは医療系で働いている方なら、一度は考えたことがあるテーマだと思います。
実はこの問い、医学界でも意見が分かれているテーマなんです。

この記事では、まずネット上で見られるいくつかの医師・専門家の意見を紹介しながら、
整体師として私がどう考えているかもお伝えしていきたいと思います。


目次

骨盤は動かない、と考える専門家の意見

「骨盤は動かない」と考える専門家の意見としては、次のようなものがあります。

  • 骨盤は上半身と下半身をつなぐ非常に安定した構造で、劇的に動くことはないという見解(骨盤は体の土台として強く安定している)
  • 骨盤は複数の骨(仙骨・腸骨・恥骨・坐骨)で構成されており、その連結部分の可動域はごくわずかであるという説明(つまり動くとしても角度や度合いは限定的)
  • 骨盤の「歪み」を外見だけで判断することは難しく、実際には関節そのものが大きく動いているわけではないという議論(骨盤の非対称性は元々あるため)

このような意見は、骨盤を「大きく動く可動部位」とみなさず、むしろ構造的に安定させるべきものとして捉えています。


骨盤は動く、と考える専門家の意見

一方で、「骨盤は動く」と考える専門家の意見もあり、実際に日常ではさまざまな動きがあります。

  • 骨盤には前傾・後傾・側方傾斜・回旋などのわずかな角度の変化があり、姿勢や動作に応じて変わるとする考え方
  • 歩行や座る・立つなどの日常動作で、骨盤が自然に前後・左右・ねじれ方向へわずかに動くという観察があるという意見
  • スポーツや姿勢改善では、骨盤の位置や角度を評価・調整することが実際の可動性改善につながるという臨床的アプローチがあるという見解

このような考え方では、骨盤そのものが完全に「動かない固定部」ではなく、
日常動作に応じて角度や位置が変化する「可動性のある部位」と捉えられています。


整体師としての私の考え:骨盤は動くけれど、その幅はとても小さい

私個人としては、骨盤は動くと考えています。
ただし、その動きは肩や股関節のように大きくはありません。ほんの数ミリ、数度といったわずかな可動です。
さらに、ほかの関節のように動かそうと思えば動かせる、わけではなく何かをきっかけにして動き、その後は動いた位置で固定されるものです。

最も分かりやすい例が出産時の骨盤の緩みです。
出産時にはホルモン(リラキシン)が分泌され、骨盤周囲の靭帯が緩み、赤ちゃんが通れるように産道を広げる働きが起こります。
このことからも、骨盤が完全に固定された部位ではなく、状況に応じて可動する構造です。

交通事故や転倒などによって一時的に骨盤に強い負荷が加わったときにも、わずかなズレやゆがみが生じることは十分あり得ます。

また、長年の姿勢やクセ、例えば立ち方、座り方、足を組むクセ、カバンを片側で持つ生活…
こうした日常パターンが積み重なると、骨盤周囲の筋肉や靱帯に負担がかかり、骨盤の角度のわずかな変化として現れることがあります。

ただし、ここで重要なのは、そのズレは何センチも大きく動くようなものではないという点です。
「骨盤がずれている=怖い」「放っておくと危険」と不安になる必要はありません。

あくまでミリ単位の、微細な変化
日常生活の姿勢や動作のクセによって、少しずつ角度や位置が変わっている、というイメージを持っていただくと分かりやすいと思います。

なぜ骨盤の位置は大切なのか?

骨盤は、ただの骨の塊ではありません。
上半身と下半身をつなぎ、体の中心を支える重要な構造です。

さらに注目してほしいのが、特に女性の骨盤の重要性についてです。
女性の体は、骨盤の内側に子宮や卵巣といった生殖器を抱えています。
これらの臓器は、骨盤から伸びる靭帯や周囲の組織によって支えられており、骨盤の位置や角度の変化が、生殖器そのものにも影響を与える可能性があります。

たとえば、骨盤が傾いたり歪んだ状態で長く過ごしていると、靭帯や筋肉に偏った負荷がかかってしまい、結果として生殖器が引っ張られたり圧迫されたりしてしまい、それが原因で、下腹部の不快感・生理痛・冷え・むくみなど、女性特有の不調につながるケースも考えられます。

つまり、骨盤のわずかなズレでも、体の内側にじわじわと影響を及ぼす可能性があるということ。
だからこそ、骨盤の状態を考えておくことは、女性の健康維持にも大切なポイントなんです。

まとめ:骨盤は少し動くけど、それが正常

  • 骨盤は大きくは動かない。
  • 医学界でも「動かない派」と「可動性がある派」がある。
  • 実際の生活動作では前傾・後傾・左右傾・回旋など微細な角度の変化がある。
  • 妊娠・出産の例は、骨盤が緩むことがあり動くという一例。
  • 整体的には安定性と微調整の両方を考える。骨盤は体の中心だからです。

骨盤の話は、少し専門的で分かりにくいところもあります。
でも大切なのは、「極端にズレている」「勝手にガタガタ動いてしまう」わけではなく、体の動きや筋肉のバランスの影響でわずかに角度が変化することがある、ということです。

「じゃ、骨盤矯正ってどうなの?」は次回に♪

頑張って作った「雪兵衛」(笑)

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