手術については、少し立ち止まって考えてみてほしいことがあります

手術をする、という選択については、
一度、少し立ち止まって考えてみてもいいのではないかなと思っています。

目次

小さなケガでも、体には跡が残ることがあります

例えば、転んで擦り傷をつくった経験は、
誰にでもあると思います。

子どもの頃、転んで膝をすりむいて、
血が出て、しばらくして治っていく。

ただ、傷の深さによっては、
あとになって跡が残ることもありますよね。

私自身、子どもの頃に活発に走り回っていたので、
膝はしょっちゅうケガをしていました。
今でも、その名残が残っています。

手術は、体にとっては大きな傷です

転んでできた傷でさえ跡が残ることがあるなら、
手術はどうでしょうか。

お腹を切って中を開くなど、
手術というのは、体にとってはかなり大きな傷になります。

もちろん、症状としては、
手術を受けて良くなった、というケースはたくさんあります。

ただ、その後に影響が出ることもあります

一方で、手術をしたあと、
その部分の皮膚が伸びにくくなり、
結果として姿勢が変わってしまった、というケースもあります。

これは、決して多い話ではありませんが、
実際に現場で経験することがあります。

とても印象に残っているケース

かなり珍しい例ですが、
ご高齢の方で、左肩がほとんど動かせない方がいらっしゃいました。

数センチ動かすだけでも、
痛くてしょうがない、という状態でした。

その方は80代の方でしたが、
原因をたどっていくと、
20代の頃に受けたお腹の手術が関係していました。

お腹と肩は、離れているようでつながっています

お腹まわりの手術のあと、
皮膚やその下の組織が伸びにくくなっていました。

そこから背中の筋肉に影響が出て、
さらに肩までつながっている筋肉に負担がかかっていた。

結果として、肩がほとんど動かせない状態になっていた、
というケースでした。

お腹まわりを丁寧に調整していくと、
肩の動きは徐々に改善し、
最終的には90度ほどまで上がるようになりました。

命に関わる場合は、迷わず受けるべきです

ここは誤解してほしくないところです。

命に関わるようなケースであれば、
手術は、まず受けるべきだと私は思っています。

手術によって救われる命や、
大きく生活が改善するケースもたくさんあります。

その後のケアが、とても大事だと思っています

ただ、手術を受けたあとの体は、
どうしても硬さや動きづらさが残りやすくなります。

だからこそ、
手術をした部分の皮膚や、その下の組織の動きを、
少しずつ取り戻していくことが、とても大事だと考えています。

できる範囲のセルフケアを

手術を受けた経験がある方は、
傷のまわりをやさしく触ったり、
無理のない範囲で動かしたりする。

そういったセルフケアだけでも、
体の使いやすさは変わってきます。

頭の片隅に置いておいてもらえたら

手術は、必要なときには大切な選択です。

ただ、その後の体のことまで含めて考える、
という視点も、頭の片隅に置いてもらえたら嬉しいです。

ここまで読んで、
何か引っかかるところがあった方へ。

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体の不調や症状について、
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