体には、これまでの「積み重ね」があります

これは、整体師として体を見ている中で、いつも感じていることです。

体というのは、その場その場の状態だけでできているわけではなく、
生まれてから今までの使い方や負担の積み重ねが、今の状態として表れています。

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膝の使い方の話は、分かりやすい例です

例えば、膝の使い方があまり良くない方でも、
10代や20代の頃は、特に痛みを感じないことが多いです。

若い頃は、筋肉に柔軟性もありますし、
筋力もあるので、多少無理な使い方をしていても、
筋肉がうまく補ってくれます。

でも、そのまま同じ使い方を続けていくと、
40代頃から「あれ?」と違和感を感じ始め、
50代になると膝の形が変わってきたことに気づき、
60代では痛みが強くなってしまう。

こうした流れは、決して珍しいものではありません。

若い頃は、筋肉で補えてしまう

若い頃は、筋肉の力が強く、体を動かす機会も多いため、
多少バランスが悪くても、痛みとして表に出にくい状態です。

ところが、年齢とともに体を動かす機会が減り、
筋肉の働きが弱くなってくると、
今まで筋肉で補っていた負担を、骨や関節が直接受けるようになります。

その結果、時間をかけて骨の形が変わっていく。
これが、変形性膝関節症と呼ばれる状態です。

内臓も、実はよく似ています

この「積み重ね」の考え方は、内臓にも当てはまります。

分かりやすい例として、お酒の話をしてみます。

肝臓にかかり続ける負担

20代の頃から、ほぼ毎日お酒を飲む生活を続けていたとします。

一般的にも、お酒と肝臓は結びつけて考えられますが、
肝臓に負担がかかり続けると、
少しずつ他の臓器にも影響が出てきます。

例えば、腸の働きが落ちてきて、
下痢をしやすくなったり、
お通じが不安定になったりすることがあります。

腸は、免疫力の要でもあります

腸というと、消化吸収のイメージが強いかもしれませんが、
実は、体の中でも非常に大きな免疫の役割を担っています。

肝臓の負担が続き、腸にも無理がかかると、
免疫力が下がってしまうことがあります。

内臓同士は、助け合っています

内臓は、それぞれが独立して働いているわけではありません。

どこか一か所に大きな負担がかかると、
別の臓器が「助けよう、助けよう」としてくれます。

ただ、その状態が長く続くと、
年齢を重ねる中で、
どこかのタイミングで「これ以上は支えきれない」という状態になります。

こうして、体の中に蓄積が生まれます

そうなると、今度は別の場所に負担が回り、
さらに別のところが助けようとする。

このようにして、体の内部では、
目には見えない負担の蓄積が、少しずつ生まれていきます。

なんとなくでも、
体は一日で悪くなるわけではない、
というイメージを持ってもらえたら嬉しいです。

ここまで読んで、
何か引っかかるところがあった方へ。

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体の不調や症状について、
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