姿勢の重要性③

こんにちは、川口康次郎です。

前回までは「姿勢が崩れると、筋肉の使い方や体のバランスに影響が出る」というお話をしてきました。

今回はもう一歩踏み込んで、「一つの動きに、体のどこが関係しているのか?」という視点でお話したいと思います。

📘 運動連鎖って、聞いたことありますか?

整体やリハビリの現場でよく使われる言葉に「運動連鎖」というものがあります。

これは、ひとつの動作をするとき、実は複数の関節や筋肉が連動して動いているという考え方です。

例えば、「腕を上げる」という動作。
「それって肩の動きでしょ?」と思われるかもしれませんが、実はそれだけではないんです。

📌 簡単な体験をしてみましょう

  1. まず、まっすぐに立って、片方の腕を外側からゆっくり上げてみてください。
    そのまま上に伸ばすと、手は自然と頭の上を通って、腕は耳の横にくっつくと思います。
  2. 次に、思いっきり猫背になって、同じ動きをやってみてください。

…どうでしょう?
さっきより手が上まで上がらなくなっていませんか?

📎 実は、背中や肩甲骨、背骨も関係してるんです

肩を動かす動作のように見えて、実は「背中」「肩甲骨」「背骨」などが連動して動くからこそ、スムーズに腕が上がるのです。
これが「運動連鎖」と呼ばれる仕組みです。

姿勢が悪くて背中が丸くなっていると、この連鎖がうまく働かず、
結果として肩にだけ負担が集中します。

その状態が続くと、痛みや可動域の制限(動かしにくさ)に繋がってしまうのです。

🌀 実は、肩以外にも同じことが起きています

  • 股関節の動きが制限されていることで、腰に大きな負担がかかり、腰痛に繋がる
  • 股関節や足首の動きが少ないことで、膝だけでバランスを取ろうとしてしまい、膝に痛みが出る
  • 腰の動きが制限されていることで、首が反ってしまい痛みを感じる
  • 足首の動きが制限されていることで、腰の動きが制限され、首痛を引き起こしている
  • 日頃の呼吸が浅いことで、肩こりを感じる
    (上記はほんの一例です。)

本来であれば、複数の関節が連動して動くことで負担を分散するのが理想的な状態です。
でも、どこかの関節の動きが悪くなると、その負担が一箇所に集中してしまい、痛みや不調が生まれてしまうのです。

🔎 そして慢性化へ…

負担がかかり続けることで、関節や筋肉に慢性的な負荷がかかり、以下のような症状に繋がることがあります。

  • 腰の場合:脊柱管狭窄症、すべり症、椎間板ヘルニア
  • 股関節の場合:変形性股関節症
  • 膝の場合:変形性膝関節症

これらの症状は、「一つの関節の問題」ではなく、
姿勢や体の連動性の問題から起きていることも少なくありません。
だから、施術を受ける場合には痛みや症状のある部位だけでなく、
他の近接している関節、理想は全身を診てもらう必要があるのです。

💡 結び

体は一つの動きに対して、多くの関節や筋肉が連携してくれています。

それが「当たり前」にできているときは、痛みも不調も出てきません。

でも、姿勢が崩れたり、ある部位の動きが悪くなったりすると、
体のどこかが無理して頑張らなければならなくなります。

「肩が痛い」「腰が辛い」と感じたとき、
そこ『だけ』に原因があるとは限らないという視点を、少しだけ持っていただけると嬉しいです。

次回も、体の仕組みや姿勢との関係について、わかりやすくお伝えしていきます。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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